転勤族になったばかりのあなた、銀行選びに迷っていませんか?
特に迷うほど重要視していないあなた、しっかり選んだほうがいいですよ!
わたしは、特に重要視しておらず、夫も私もそれぞれメガバンクの口座を持っていたのでこれで大丈夫だろうと考えていました。
そして、最初の転勤地に支店がなく、しっかり「どうしよう…」となりましたよ…
この記事では、メガバンクより地銀よりオススメの、転勤族が持つべき2つの銀行を紹介します。
転勤族にメガバンクと地銀はオススメしない
メガバンクをオススメしない理由
先述の通り、メガバンクの口座を持っていて油断していたわたしたち夫婦。
いざ地方に転勤となると、メガバンクなのに、市内に支店がなかったんです!
一応、県庁所在地に転勤だったのですが、市内にはそのメガバンクの支店がなく、そこから車で1時間ほど離れた県内の別の市に1店舗あるのみ。
これでは窓口でしたい手続きができないということで、初めて転勤族の銀行選びの大切さとメガバンクが転勤に向いていないということを知りました。
その後、転勤族に合う銀行を選び直し、改めてメガバンクを振り返ると、転勤族にオススメしない理由はこんな感じです。
メガバンクをオススメしない理由
- 全国でみると実は支店があまりない
- ATM手数料が高い
- 振込手数料が高すぎる!
- 普通預金金利、定期預金金利が低い
地銀をオススメしない理由
また、地方に行くと、メガバンクより地方銀行(地銀)が便利です。
地方銀行の支店ならそこら中にありますし、子供の習い事の引き落としも地銀かゆうちょしか選べない、なんてこともザラにあります。
しかし、転勤族に地銀はオススメしません。
なぜなら、地銀は、別の地方に移ると支店は全くありません。引き落とし口座にも指定できません。
そのため、転勤の内示が出たら引っ越し前に口座を解約しなくてはいけませんが、転勤族の引っ越しはバタバタ。
口座解約の余裕もなく、忘れたまま引っ越してしまうことがあります。
そうなると、郵送または小旅行をして住所変更と解約手続きを行わなくてはいけなくなります(体験談)。
わたしは引っ越し時の手間を考えて地銀の口座は持たないことにしました。
引き落とし口座に地銀しか使えないためやむを得ず、という場合は、転勤時の口座解約は絶対に忘れないようにしてください。
それでは、転勤族にはどの銀行口座がオススメか、わたしが使っている銀行を2つ紹介します。
転勤族のメイン口座の王道!「ゆうちょ銀行」
一つ目。ゆうちょ銀行は、転勤族ならとりあえず作っておいて損はない口座です。
理由は簡単!全国各地の郵便局で手続きができるからです。
住所変更やATM限度額以上の取引、「振込証明書」が必要な振込など、窓口でやり取りしたほうが楽な取引って何かしらありますよね。
全国に約24,000もの窓口があるので、転勤で全国各地に引っ越しがあっても手続きに困りません。
窓口の数は、メガバンクと比べてもケタ違いです!
銀行名 | 国内の店舗数 (本支店・出張所) |
---|---|
ゆうちょ銀行 | 約24,000 |
みずほ銀行 | 515 |
三菱東京UFJ銀行 | 752 |
三井住友銀行 | 902 |
りそな銀行 | 342 |
埼玉りそな銀行 | 138 |
さらに、ゆうちょ銀行はATM手数料が無料なのも普段使いの銀行として嬉しいポイントです。
わたしが、ゆうちょ銀行のメリットを感じている点をまとめるとこんな感じです。
ゆうちょ銀行のメリット
- 窓口の数が圧倒的に多い
- ゆうちょATM手数料が無料(土日も無料)
- ゆうちょATMは小銭の入出金ができる
- ゆうちょダイレクトで24時間取引できる
- ゆうちょダイレクトでゆうちょ間の振り込みが無料(5回)
ただ、デメリットだな、と感じる点もあります。
ゆうちょ銀行間のやり取りは、ゆうちょ銀行のネットバンキングシステムである「ゆうちょダイレクト」を利用すれば5回まで無料になります。
しかし、他行への振り込みが有料で、ゆうちょダイレクトを利用しても、5万円以下で220円、5万円以上で440円の手数料がかかります。
メガバンクと比べれば安いくらいの手数料なんですが、この後紹介するネットバンクを使うようになってから、振込手数料を無料にする手段がないのはデメリットに感じるようになりました。
また、普通預金や定期預金の金利は、メガバンク同様に期待できないです。
ゆうちょ銀行のデメリット
- 他行への振り込みは有料
- 普通預金金利、定期預金金利が低い
しかし、デメリットを考慮しても、全国どこにでも窓口がある「ゆうちょ銀行」は、転勤族にはメリット絶大です。
転勤族で銀行選びに迷ったら、とりあえず「ゆうちょ銀行」で問題ないですよ!
わたしの周りの転勤族の妻たち・ママたちも、ほとんどゆうちょ銀行の口座を持っています。
転勤族で引っ越しをすると、必ず郵便局で「転送届」を出しますが、そのついでにゆうちょ銀行の住所変更もできるので手間がないですよ。
ハブ銀行に最適!「住信SBIネット銀行」
二つ目に転勤族にオススメな銀行はネット銀行です。
ネット銀行は他行振込が無料になるものが多く、ゆうちょ銀行の「他行への振り込みが有料」というデメリットを補完してくれます。
中でもわたしのオススメは「住信SBIネット銀行」です。
ゆうちょ銀行と組み合わせたオススメの活用法も紹介します。
住信SBIネット銀行のメリット
住信SBIネット銀行のメリットは以下の7つ。
住信SBIネット銀行のメリット
- ほとんどの手続きがネットで完結する
- ATM手数料が無料(月最大15回)
- 他行への振込手数料が無料(月最大15回)
- 公共料金の引き落とし口座にできる(口座振替)
- クレジットカードの引き落とし口座にできる(口座振替)
- キャッシュカードがなくてもスマホアプリでATMから現金が引き出せる
- 「定額自動入金」、「定額自動振込」サービスが便利
ネット銀行なので当たり前かもしれませんが、ほとんどすべての手続きがネットで完結するのは転勤族には本当に便利です。
住所変更もネットでOK。振り込みもネットでOK。口座振替手続きもネットでOKです。
店舗窓口がないのはデメリットに感じますが、ここまでネットで何でもできると転勤族には逆にメリットです。
また、ネット銀行だと、口座振替に対応していないところもあって、公共料金やクレジットカードの引き落とし口座として使えないこともあるのですが、大丈夫です!SBIネット銀行は使えます。
さらに、これはメガバンクにもゆうちょ銀行にもないメリットですが、ATM手数料だけでなく振込手数料も無料になります。
しかも、SBIネット銀行の場合、無条件で誰でもATM取引は2回、他行振込は1回無料です。
わたしはもっとATM使います!他の銀行に振り込みます!というあなたも安心してください。
いろいろな条件をクリアすることによってランクが上がり、ランクによって無料の回数も増えていくシステムです。
例えば、残高を30万円以上にしておけば、ATM取引5回、振込3回が無料になります。
だいたいの方は、月にATM5回、振込3回を使えれば十分じゃないでしょうか?
もっと詳しい条件やランク情報は>スマプロランクについて(住信SBIネット銀行HP)をご確認ください。
銀行手続きにおいて、手数料の負担を考えなくていいのは、とっても嬉しいですよね。
転勤族にオススメの使い方
ここで、住信SBIネット銀行のオススメの使い方を紹介させてください。
それは、ハブ(中継)銀行として使う方法です。
SBIネット銀行のサービスを活用することで、SBIネット銀行を中継して、自動的に「給与振込口座」から「生活費口座」や「貯蓄用口座」にお金を振り分けることができるんです。
そのサービスが、SBIネット銀行の「定額自動入金」と「定額自動振込」です。
- 定額自動入金・・・他行口座から指定金額を引落し、自動的に住信SBIネット銀行の口座へ入金するサービス
- 定額自動振込・・・指定の振込先に毎月または毎週繰り返し振込できるサービス
毎月給料日にメインバンクからお金を引き出して別の口座に移していた方は、その手間がなくなります。
これらのサービスを利用することで、自動的に振り分けてくれますよ。
SBIネット銀行をハブ銀行にして給与を振り分けるイメージ図
これの何が転勤族にオススメなのかというと、給与振込口座をメガバンクから変更できない!という方でも、給与振込口座のメガバンクから自動的に普段使い用の口座(ex:ゆうちょ銀行)へお金を移すことができるんです。
給与振込は昔から持っていたメガバンク、普段使いには使い勝手のいいゆうちょにして、SBIネット銀行で橋渡しをする形です。
いったんお金を振り分けてしまえば、実際に使うのはゆうちょ銀行なので、窓口には困りませんし、ATM手数料で悩むこともなくなります。
お給料が入ったけど、メガバンクの支店が近くになくて引き出しがしにくい。
ATM引き出しだと記帳もできないし手数料がかかる・・・
こんな悩みを解決してくれる、とってもオススメの活用方法です。
ちなみに、このSBIネット銀行を利用した給与の振り分け方法は貯蓄方法としてもオススメです!
定額自動振込の振込先を「普段使いの口座」と「貯蓄用の口座」に分けておけば、強制的に先取り貯金ができます。
わたしは、この方法で貯金習慣を確立できました。
まとめ:転勤族の銀行選びは、「ゆうちょ」と「ネット銀行」で完璧
というわけで、転勤族にオススメの銀行はこの2つです。
- ゆうちょ銀行
- 住信SBIネット銀行
店舗数の多い「ゆうちょ銀行」と、手数料が安く入金と振込の独自サービスがある「住信SBIネット銀行」で、どこに引っ越しても関係ない、使いやすい銀行タッグになります!
以上、転勤族のママ、日向(@HINATA_tenmama)でした。